縫い子

タッチンが管理している北新地の店での話しです。

店には貸し出し用のドレスが数着あります。
けれどどれも着古したものばかり。色のセンスもあさって向いてるような代物です。

やはり水商売は女の子が命です。
本来なら女の子が自腹を切って、かわいいドレスやセクシーな物を買ってくれたらいいのですが、うちの店にはそんなプロ意識をもったホステスは一人もいません。自然、店にあるお古のドレスを着まわします。

色が吉野家の「紅しょうが」に似ているドレスは、タッチンが「しょうがドレス」と名付けてあります。
「お、○○ちゃん、今日は吉野家かい」なんて冷やかしても、今頃の子は身銭切るくらいなら「紅しょうが」で十分なんでしょう。

中には紫が褪せたような色の「ゾンビ色」のドレスもあります。



女性の目から見たらそんなことはどうでいいんです。帰りの私服には大金が掛かったステキな連中です。

代わり映えしない現状にママさんに頼みます。

ママさん、何か投資と考えて2~3着買ってみませんか。1着5000円もしないんですから」。

とにかく欲の皮のつっぱったママですから、どんなに提案しても買いません。

だったらいらないドレスなりを寄付してくれないですかと持ちかけると、1着だけ持ってきました。

ちょっと毛玉になりかけの着古したドレスです。
おまけに背中と腰の辺りが破けているではありませんか


店に裁縫セットがないのでママさんに頼みます。

頼んで数日。

数日後ですよ

やっと持ってきました。



引き出しの中に入れたまま。

縫うんじゃなくて、100円ショップの裁縫セットを引き出しに入れたままなんです



仕方なしにタッチンが縫います
ドレスをひっくり返して、応急処置的に縫っていきます。



目の前には、ホステスさんがカウンターに座ってタバコを吹かしています

片手に携帯を持っていかにも営業メールを打ってますよろしく、こちらを見向きもしません

人間失格です。

女しっかくです。

こんな輩がホステス業なんて務まるわけありません。

馬鹿です。

そんなことを考えても、破れたドレスが直るわけでもないのでタッチンはチクチクと縫っていきます。


出来上がったドレスをホステスに渡して
ちょっと着てみて」。

5分後、トイレから出てきたホステスの手にはタッチンが縫ったドレスがぶら下がっています。

ちょっと小さくて背中のチャックがしまらないんですww

豚。

お前の腹はどら焼きか




昨日はしゃがんだはずみで、タッチンのズボンの股が

バリッ!

と破けました。

けど、

チクチク縫うのはお手の物です
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プロフィール

たっちん

Author:たっちん
高知で生まれ育ち、今は大阪で風来坊です。
日常で感じたことや、思ったことを綴りたいと思います。自転車でポタリング,ポケットに入れたデジカメで何気ないものを撮るのが楽しみです。

こんな私ですがよろしくお願いします。

ちなみに「ご冗談でしょう、タッチンさん」は、「ファインマンさん」からのパクリは言うまでもありませんww。

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